偽中国語
日本語の漢字だけで無理やり中国語っぽく書く偽中国語というのがありまして、
それが以前少し前に話題になっていましたが本土中国でも流行っているそうでLINEスタンプなんかも出ているようです。
微信(WeChat)のスタンプにも偽中国語が登場。我君大好。貴様現在多忙中? pic.twitter.com/j74gyzQosg
— 阿井幸作 (@ajing25) November 2, 2019
昔から中国では言葉が通じない時は筆談を使えば結構通じると言われてましたが、この偽中国語の流行で更に通じやすくなってるのかも。ただネイティブの中国人が使ってる中国語を真似して使ってたら偽中国語だったというオチもあるかもしれません。
偽物といえば欧米の映画に出てきた中国人ハッカーが漢字が直接印刷されたキーボードを使っていて「バカが考えた漢字キーボードwww」などと揶揄されてましたが、このキーボードは実際に存在するもので蒼頡輸入法といい、習得こそ難しいものの慣れれば最速の入力速度を叩き出せるそうです。日本語の親指シフト入力を思い出すエピソードですね。試してみたくなります。
パソコンやスマホでの日本語入力に慣れてしまっているとあまり意識しませんが、外国語の学習で意外と初めの障害になりやすいのはタイピングの問題です。日本語の場合は最近はローマ字入力の人が多くそのまま英語を打つときも同じキーを打鍵するだけで文字が打てるのですが、例えば韓国ではハングルをハングル専用の配置で打っているため英語が得意であってもチャットでは急に全然喋らなくなる人も多くいます。
ロシア語やタイ語のように表意文字であっても文字が違えば当然ローマ字とは違う配置ですので全て初めから覚え直す必要があります。ロシア語で使われているキリル文字は比較的覚えやすいのですが、タイ文字はびっくりするぐらい難しいです。文字の形が難しいと思われてるんですが文字の形とは無関係な所が理不尽に難しいんです。
タイ文字を読むのは一見難しいように見えて、実は簡単です。
と、いいたいところですが、残念ながら本当に難しいです。
タイ文字が最速で読める講座
http://www.tlin.jp/thaimoji01.php
もしよければこちらのサイトの初めの1ページだけでも読んでみてください。少し空気がわかるはずです。
これが中国語になるとピンインという日本語のようにローマ字で音を入力し、スペースキーで候補を選択するだけになりパソコンの文字入力のハードルが非常に低くなります。ただ台湾ではBopomofoという台湾独自のひらがなのような表意文字による入力方法も使われています。Bopomofoは台湾の小学生が一番初めに習うため台湾の方なら全員読めます。街中の看板などに使われてる事があり、存在を知らないと簡体字の一種だと勘違いしてしまうんじゃないでしょうか。
BopomofoはこのようにAndroidではGoogleのキーボードで中国語の【Zhuyin(注音)】を選択すれば使う事ができます。iPhoneでは試していませんが、恐らく用意されているでしょう。
台湾といえば台北などでは中国本土で使われている普通語が主に使われていますが、南部ではまだ台湾独自の台湾語が主に使われているそうです。日本語からの外来語が多く使われており「おじさん」「おばさん」「かばん」「たんす」などはそのまま使われているらしいです。恥ずかしながらは私は台湾に行くまで台湾語という言語の存在すら知りませんでした。ちなみに台湾の普通語と中国の普通語は基本的には同じなのですが一部の語彙や発音が異なり、ちょうどイギリス英語とアメリカ英語ぐらいの差があります。
偽中国語の話を少し書くはずが気づいたら結構長くなってきてしまったので今日はこれぐらいにしておきます。それではまた。
人気の記事
タネマキのSNS
タネマキの LINE モグ雄の X(Twitter) タネマキの instagram タネマキの Facebook ページ