Qrio Smart Lock を1ヶ月半ほどコワーキングスペースで使ったのでレビューっぽいのを。

今回の記事は、こんな人が書いてるもぐー!
タネマキ運営者
横浜駅のコワーキングスペース タネマキを運営しています。コーヒー部、ジャグリング部。いつの間にかに2児の父で毎日てんやわんや。最近、クロスフィットを始めました。

タネマキの出入り口を、SuicaやPASMOなどのICカードタイプの電子キーから、スマートフォンで操作できるスマートロックに変更しました。1ヶ月半ほど経過したので、レビューっぽいのを。個人ユーザー向けというよりは、店舗向けな内容かもです。

スマートロックの選択

現在、日本国内で販売されていて、将来有望なスマートロックが3社ほどあり、NinjaLockAkerun、そして、今回導入した Qrio Smart Lock の3社。

タネマキのドアは、勝手口っぽいドアで、物理的なサイズで Qrio にせざるを得なかったので、上記キーの比較は、ほとんどすることなく終了。各社、特徴があるようですが、購入の際は、まず、設置できるドアや鍵かどうかを調べる必要があります。

そんなこんなで、結果的には、替えてよかったと思っていますが、不便っぽいところを以下に書き残しておきます。これから買う人は、参考にしてみてください。まぁどんどん改善されている気もしますので、とりあえず買っちゃえば良いと思いよ!

目次っぽいの

  • 設置は簡単
  • 不便っぽいところ
  • アプリの設定がちょっと面倒
    アプリがもたつく
    オートロックの細かい日時指定ができない
    鍵の変更ができない
    カジュアルに削除ボタンがおいてある
    アプリがなくても使いたい

  • Androidは鬼門
  • Qrio Hub (キュリオハブ)
  • API、法人利用について

設置は簡単

不便な点の前に。設置は、驚くほど簡単。強力な両面テープで、ペタッとつけるだけ。それまで設置していた、ICカードタイプの電子キーが、工具が必要だった(そして、タネマキのドアのせいで、取り付けも取り外しも異常に大変だった…!上の写真は、取り外し後の残骸。)こともあり、かなり感動。

ただ、木製のドアやペンキとかで塗ったドアは、両面テープで剥がれちゃうんじゃないのかなと。借りた物件では、注意が必要かもですね。

不便っぽいところ

アプリの設定がちょっと面倒

アプリの設定がちょっと面倒、と言うよりは、説明が分かりづらいような。タネマキでは、月額メンバーに、スマートロックを利用してもらっていますが、設定の際、異なるアプリ間を行ったり来たりするのが、まぁ分かりづらいのか、「次なにするんだっけ?」ってなっている人が何人もいました。

まぁ少ない人数なら、まぁそんなに問題にもならないかなぁと。

アプリがもたつく

鍵の施錠や解錠などの普段の操作も、管理者の操作も、結構もっさり感あります。まぁアプリのアップデートやファームウェアの更新もそこそこあるみたいなので、時間が解決してくれるかと。

普段の操作に関しては、位置情報で開けられる「手ぶらで解錠」機能と、オートロック機能を使えば、気にならないでしょう。たぶん。後述しますが、タネマキでは、上記2機能が使えないので、もっさり感を堪能しています。

オートロックの細かい日時指定ができない

手ぶらで解錠とか、すごく便利なんですけど、オートロック機能がショボいので、現状は使えず。

タネマキでは、近所に住んでいるメンバーも複数人いて、タネマキ前を通過するなんてことも度々あったりします。手ぶらで解錠機能を発動すると、その度にタネマキの鍵が開いちゃったりする可能性があって、それはそれで困ります。

その課題を解決するには、たぶん、オートロック機能だ!となるわけなのですが、そのオートロック機能は、すごくシンプルな機能でして、何秒後に閉める、という機能以外ありません。コワーキングスペースなどの店舗で使う場合、営業時間とか、定休日とかの制約があって、その度に、オートロックの設定を変更したりするのは、現実的ではありません。

営業時間以外は、オートロックに、ってのが望ましい形ではありますが、まぁ個人利用で、営業時間とかないし、これは時間が解決してくれないタイプの課題な気もします。がびーん。

鍵の変更ができない

これも、個人利用では関係ないかもしれません。あと、どういった鍵の運用にするかでも変わりますが。その前提で。鍵は一度作ると、変更ができません。セキュリティ的にそうなっているのか分かりませんが、後から鍵の設定(鍵の有効期限や、有効時刻)を変更したくなることがあったので、鍵を作る際は、気をつけて作った方が良いもぐー。すでに、複数人に鍵を配布した後とかに気がつくと、辛い。

カジュアルに削除ボタンがおいてある

これも、少ない人数であれば、気にならないのかもですが、間違って鍵やメンバーを削除しそうになって困る。そもそも全体的にUIが分かりづらいけど、まぁその内きっと改善されるので、次へ。

アプリがなくても使いたい

1日とか、数時間とかの、単発の鍵の指定とかもできるんですが、アプリをインストールしていないユーザーの場合は、インストールしてもらう必要があります。長期で使う場合は、致し方ないと思えますが、数時間のために、アプリをインストールしてもらって、というのはなかなか気が引けたり。Web でできたら嬉しいけど、難しいことは分かりませんが、技術的な何かでしょうか。

Androidは鬼門

iPhoneユーザーは、今のところ問題なく運用できています。が、Androidユーザーの場合、5台中3台の端末で問題があったり…。最終的には、施錠解錠できるようになっていますが、一度は、Qrioのアップデート対応で、解決した問題もありました。機種的にも、問題ないはずのAndroid端末だったりするのですが、どうしたわけかエラーを連発したりします。

せめて、Qrioさんには、エラーを伝えるだけでなく、どんな種類のエラーなのかを表示してもらえる嬉しいっす…。エラーの度に、問い合わせるのも面倒なので。

API、法人利用について

最後に。公式APIについて。法人利用ってのもあるみたいで、その中のひとつに、APIの利用ってのがあります。月額1,000円以内と、良心的な価格設定で、APIが使えるっぽいので、あとで問い合わせてみる。内容的には、不動産業をターゲットにした感じ。

現状では、定休日に、誰が来たかのログを調べるのが、一手間なので、自動化したいなと。ただ、Qrio Hub (キュリオハブ)を買うと、その辺もっと楽になるのかもですが。Qrio Hub は、外出先から、鍵の操作をリアルタイムに知ることができるそう。

そんなこんなで、コワーキングスペースでの利用視点になっていますが、個人ユーザーなら、とりあえず買えばええがな!鍵が自動で開くとか未来っぽい。

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