Google スピードテストの結果が激遅だった場合の心構え
追記ここから(2018/06/03)
今でもよく Google スピードテストも利用して測定したりしますが、初期の頃のようなスピードの遅さを出すことはなくなりました。だいたい、100Mbps-300Mbpsくらいを彷徨っている気がします。
最近のタネマキでも、時々ネットワークが遅くなることがありますが、それについては、この記事に書いてあることよりは、別の要因だったりしますので、また別記事にて書きたいと思います 書きました!
モバイル環境が悪い方向けの記事も!
追記ここまで
ねとらぼさんの記事で、Google の検索結果から、ネットワークスピードを計れると知り、試してみました。「スピードテスト」でググると、テストボタンが出ます。(PCでだけなのかな?)
その前に、スピードテストとは、
「特定のスピード測定専用サーバから、自分の端末までのTCP/IPスループット」を簡単に測定することができる。
スピードテスト – Wikipedia
つまり、自分とインターネットの間を、行ったり来たりする時の速さを測るツールです。
タネマキのネットワークは、多人数でガンガン使っても困らない程度には速いはずなので、意気揚々と計測してみたものの、Google さんは非情な結果を叩きつけてきましたので、そんなバカなー!ってことで、原因を探ってみました。
Google スピードテストの結果が激遅だった場合の心構え
自分の中で納得するために調べましたが、そもそもタネマキとしては、ネット環境が悪いスペースとして認知されるのは好ましくないので、今後の Google スピードテスト使っての「ここのネット遅いですねぇ」対策という意味でも、意義があるかなと思い、記事を書いてみました。
にしても、プラットフォーマーである Google さん、他社の仕事奪いに行ってるなぁ…。Amazonのプライベートブランドみたい。
インターネットの速度は非常に低速です
インターネットのダウンロード速度が非常に遅くなっています。ウェブの閲覧には支障はありませんが、動画の読み込みは遅くなるおそれがあります。
激重です…。制限されたモバイルWi-Fiでもこんなにならんぞ、ってことで、悲しい気持ちになりつつ、本当に遅くなるか恐る恐る、簡単にですが試してみました。
YoutubeでHDの動画を同PCで複数開きつつ、同時に、iPhoneでも動画を見てみましたが、動画でも特に問題なく閲覧できる。合わせて、タネマキのユーザーも10人程度、同時に使っているお昼過ぎに試してみました。
よそのスピードテストができるサイトを複数テストしてみましたが、際立って遅いサイトもありません。
タネマキで、定期的に観測している「Radish Network Speed Testing」でも、まぁいつも通りな感じ。100Mbps前後。どうしたものか。
何度か、Google のスピードテストで計測してみましたが、日本のサーバーで計測したものについては、もう少しマトモなものの、普段の10分の1から5分の1程度しか、スピードが出ていないようでした。
なぜ、M-Lab のスピードテストの結果は、他のテスト結果と異なるのか
もはや、Google のスピードテストが壊れてるんじゃないの…と思え(いや思いたい?)、ネットサーフィンしてみました。
スピードテストには、M-Lab と提携してテストを実施
このテストは、Measurement Lab という団体の仕組みを利用したもの。Google や大学などの団体と協力して、ネットワークのデータを集めたりオープンに提供している団体のようです。
下記記事が詳しいです。
データは、主に、Google Cloud Storage に集められ、Google の BigQuery などを使って、調査可能なフォーマットにして提供しているようです。興味ある方は、覗いてみてください。
3つの主な理由
本家サイトにそのまま書いてありましたが、
ざっくり書くと
- クライアントとサーバー、それぞれの場所で変化するよね
- 計測方法によって変わるよね
- ネットワークの状況や経路によって変わるよね
ってことらしいです。もうちょっと詳しく。
クライアントとサーバー、それぞれの場所で変化するよね
1つめ、クライアント(ここでは、PCやスマートフォンなど)と、計測するためのサーバーとの距離で、結果が変わると。
例えば、プロバイダーが提供しているような計測ツールだと、プロバイダーのネットワーク内にある場合、当然のごとく速くなりますよ。サーバーの設置場所が、外側だったら、内側にあるサーバーより、遅くなりますよ、ってことのようです。
M-Lab の計測は、外部サーバーの「Off-net(専門用語?よくわからんかった。)」での提供だそうです。反対に、プロバイダーなど提供のツールは、「on-net」と書かれています。
簡単に言えば、プロバイダー、ズルするんじゃねーぞってことかな。ちょっと違うか。
上記記事でも、Google は、ネットワークの中立性を保つために導入、とのことなので、中立的なシステムを提供することで、ネットワーク利用者には、まともな計測結果を提供したいのでしょう。
まぁともかく、そういった、Off-net かどうかで、結果が変わるよねってことです。
計測方法によって変わるよね
そもそも、テスト方法違いますからーってことです。どのテスト方法が良いとかの話ではないとのことですが、M-Lab では、自分たちの方法のほうが、ネットワーク内の問題を診断しやすいと考えているようです。
どんな違いがあるかと言うと、一般的なテスト方法が、同時接続で可能な限りたくさんのデータを転送する方法。
一方、M-Labの方は、接続数は、ひとつに絞っているようです。
問題の切り分けがしやすいってことなのかな。まぁ実際のブラウジング環境に近いのは、前者な気もしますが、ともかく、その点において、他サービスと結果が異なる理由の一つのようです。
ネットワークの状況や経路によって変わるよね
最後にあげていたのは、ネットワークのどの道を選択するかによって、計測結果に影響がでるよってこと。
これはまぁどのサービスでも同じことだと思いますが、例えば、Aというサーバーと通信するとき、人が駅に行く道が多数あるのと同じように、いろいろな経路があるよってことです。
この辺は、先程の「Radish Network Speed Testing」にも詳しく書かれております。(他のページもとても勉強になります!)
その他の理由
Radish や Wikipedia も参考にして、Google スピードテストが遅い、その他に考えられる理由としては、下記のポイントが考えられるかなと。
- 計測サーバーの場所
- 計測サーバーの処理能力
- 日・時間帯
計測サーバーの場所
Google スピードテストは、なぜか何回かに一回は、「台北」になっていました。日本に計測できるサーバーが21個あるようですが、海外に飛ばされていました。どちらかに統一した方が良いのでは。
計測サーバーの処理能力
処理サーバーは、すべて同一スペックのサーバーではないようなので、もしかしたら割り当てられたサーバーによって、結果が変わるのかなと。
あとは、昨日のように、計測サーバーにアクセスが増加すると、アクセスを処理しきれなくなるのではないかなと。今日の計測では、安定して、Google に「インターネットの速度は高速です」と褒めてもらえたので、状況によって変わりますね。わーいわーい。
今回は、これがボトルネックだったんじゃないのかなぁと勝手に結論しました。
日・時間帯
これはまぁどこの計測サービスでも同じかもしれませんが、上記と同じで、人の多い時間帯の計測は、よろしくないかもしれません。夜とか。
まとめっぽいの
計測は、状況によって変化するものなので、テストの結果に、一喜一憂せず、定期的にいくつかのサイトやツールで計測するのが良いのかなと思いました。
そもそも、Google の褒め言葉「インターネットの速度は高速です」の時でも、27.7Mbps(ダウンロード)とかなので、他と比較するとそもそもの数値が低いのかなとも考えられます。コネクション数が少ないので、当然なのかな?よく分からん。
まぁ事業者としては、高い数値が出るほうが、見栄えもいいし、100Mbps 以上とか出てた方があれだったりしますよね。
でも、果たして見栄の数字に意味があるのかって話ですし、よく考えると自分も何を基準に遅いだ速いだ言っているんだろう…。そんなこんなで、各種ツールは、何かネットワークに問題が起きた時、問題解決の糸口になると良いなと思いました。はい。
ともかくまぁタネマキでの、ネットサーフィンは、だいたい快適なので、いつでも遊びに来てください。
もっと適切な理由があんだろ!などのツッコミなどありましたら、ぜひコメントいただけると助かります!もぐー
参考記事
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