コワーキングスペースに Nature Remo を導入して、エアコンとお掃除ロボットの運用を自動化してみる

今回の記事は、こんな人が書いてるもぐー!
タネマキ運営者
横浜駅のコワーキングスペース タネマキを運営しています。コーヒー部、ジャグリング部。いつの間にかに2児の父で毎日てんやわんや。最近、クロスフィットを始めました。

タネマキ Advent Calendar 2018 の1日目!いきなり日をまたいでしまった…。不可抗力!なお、随時参加者募集中ですよーもぐー。

さて、タネマキに、赤外線コントローラーの Nature Remo(ネイチャーリモ)を導入してみました。第2世代ってことで、新モデル(Remo-1W2)だそうです。12月発送なのに、11月中にキタゾ???嬉しい誤算。

新型 Nature Remo の新しくなった部分

  • 筐体の接合強度を高め、厚さを2mm薄く
  • タッチセンサーを省き、より設定が簡単に
  • WiFi の安定性が向上

とのことですが、最初のモデル持ってないので、自分には残念ながら比較できません。あしからず!

それでですね、先日、タネマキのエアコンを交換したのですが、その際、赤外線リモコンにしてもらえたので、合わせて Nature Remo も導入することができました。

Nature Remo でやりたかったこと

今回導入したのは、下記の2点を自動化したかったからです。

  • エアコン温度管理の自動化
  • お掃除ロボットを、人がいない時に稼働させる

と、その前に、赤外線コントローラー、スマートリモコン、とはなんぞやって方もいらっしゃるかと思いますので、ささっと。知ってるよって方は、スキップしちゃってくだせぇ。

Nature Remo で、こんなことができる

  • 赤外線リモコン、スマホ化
  • 外出先から、家電を操作・確認
  • センサーとや位置情報と連動して、動作
  • スマートスピーカーと連携
  • IFTTT と連携
  • API

まず、赤外線のついているリモコン、ほぼスマホで操作することができるようになります。エアコンやテレビ、空気清浄機などの家電リモコンをひとつにまとめることが可能です。

そして、ネットに繋がっていますので、外部から、スマホ化したものを操作できます。代表的な使い方は、最寄り駅に着いたら家のエアコンをつける、などでしょうか。特に、Nature Remo は、エアコンの操作に力を入れてるっぽい。この辺はまぁ公式サイト見たほうが分かりやすいですね。

Nature Remo には、センサーが内蔵されていますので、それらのセンサー情報を利用することができます。便利だよ!

そして、最近普及し始めた、スマートスピーカーとも連携可能。「ねーGoogle、電気消して」とか「ねーGoogle、エアコンつけて」とかできるみたい。タネマキでは使っていませんので、詳細は語れず。

様々なサービスを連携させるサービスのIFTTT とは、とても簡単に連携できました。例えば、湿度が60%超えたらSlackに通知を送るとか。

最後に、API!これはとても魅力的。別の赤外線コントローラー持っていますが、公式でAPI出してはいないので、まぁまぁ面倒だったり。できないことも多いですし。

Nature Remo なら、サクッとAPIが使えます。コマンドラインから簡単に現在の温度とかを取得できます。

公式リファレンスもあります。Nature Remo API 概要

エアコンとお掃除ロボットを自動化したい

それで、話は戻りますが、Nature Remo でやりたかったこと。

「エアコン温度管理の自動化」というのは、業務用エアコンってのもあって、自動モードがまぁあまり賢くない。(賢いエアコンもあるのかもですが。)放っておくと、寒すぎたり暑すぎたりするので、手動でチマチマ温度設定を変える必要があります。まぁ面倒ですよね。

それともう一点、人がいない時間帯、エアコンを切りたい。24時間使えるコワーキングスペースなので、今まで同様つけっぱなしでも良いのですが、無駄なエネルギーではあります。消せるものなら消したい。

そして、人が来たら、電源ONにする。一定温度までは、強力にエアコンを効かせて、通常レベルまでもっていく運用にしたい。(つけっぱなしの方がエネルギー使わなかったりして…。おいおい検証したいと思います。)

2つ目の、「お掃除ロボットを人がいない時に稼働させる」ってのは、文字通り、人が誰も居ない時にビシバシ働いてもらいたい。お掃除ロボットには、タイマー仕掛けているので、夜中に動くには動くけど、できれば人が居ない時に動いて欲しい。長い時間動かせれば、タネマキももっとキレイになりますし。

以上、2点を、ただいまテスト運用中。まぁまぁぼちぼちといったところ。お掃除ロボットの方は、誰かしらいるのでまだ試せていません。

ルールを使う

自動化には、アプリからササッと使えるルール・トリガーを使いました。Nature Remo では、ルールを作ることができ、その中で、用意されているトリガーを駆使することで、家電を操作することができます。今後はAPIも駆使して、高度な設定ができたら良いなと思いますが、とりあえずはアプリだけでもまぁまぁいけそう。

エアコンの方は、「15度以下になったら」「25度以上になったら」「暗くなったら」などのトリガーを作って対応しました。時間帯や曜日なども、設定できるのが良いですね。てか、できないと辛いか。

お掃除ロボットの方は、照度センサーのトリガーを利用。暗くなったら不在判定、明るくなったら人が来た判定、みたいな感じです。便利ー。

Nature Remo の良い点

ということで、運用してまだ2日しか経っていませんが、その期間での良い点と、イマイチな点を列挙してみました。

  • 複数センサー(温度・湿度・照度・人感)が仕込まれてるのが嬉しい
  • 設定が簡単
  • プリセットで、リモコンを認識してくれる(業務用エアコンだからか、リモコン側と全く同じではない)
  • 電波が結構どこでも届く
  • 本体が、軽くて小さい!

まぁ存在そのものが最高なので、持ってない人はとりあえず一つ買うと良いと思います。本当に便利です。まじでやばい。

Nature Remo のイマイチな点

イマイチってよりは、改善されたら嬉しい点ですね。

  • 温度と湿度センサーの精度がぼちぼち
  • 校正値が大雑把
  • 取得の間隔があきすぎ?
  • 複数台を連携したい
  • あるいは、センサーのみ、ばら撒きたい
  • トリガーが複数登録できない
  • ルールが増えてくると大変
  • プリセットあると嬉しいな
  • アプリで、間違ってシーンを押しそう
  • Wi-Fi 切れてる場合がある

センサーの精度や反応の仕方がいまいち。タネマキには、4個ほど温湿度計を設置していますが、それらと値が違うことが多々ある。もうちょい置く場所とか、調整してみたいと思います。

値を校正することもできますが、1度刻みなので、せめて0.5度刻みにしてほしい。

それから、取得している間隔がどうも広い気がする。定期的に、API経由で現在の温度を取得していますが、取得時間があまり変わっていないみたい。自分で更新とかできるのかな。要調査。

まぁともかく、エアコンの自動化はまだまだ調整が必要そうです。複数台の Nature Remo が連動してくれれば、買うんだけどな。あるいは、センサー単体で、部屋中にセンサー設置できれば、もっと正確な値が出せそう。家庭用ではあまり需要ないか。家庭用エアコンの自動運転とか性能良いですし。

さて、ルールで利用するトリガー、便利ですが、複数のトリガーを設定できたらなお嬉しい!「明るい時、20度以下になったら」みたいなことがしたい。現状は、どちらかの条件しか設定できません。つらみー。

それから、ルールが増えると、増えすぎて分かりづらい。グループ化とかできたらありがたい。冬用、夏用とか。エアコン用、お掃除ロボット用、テレビ用などなど。あと、ルールも、プリセット・レシピがあると便利なのでは。似たようなルール多そうですし。それをそのままフォークできたり。

UIに関しては、結構使いやすいですが、シーンを作ると、ポチッと押せてしまい、間違って押しちゃいそう…。まぁ仕方がない気もする。

最後の、Wi-Fi、環境によると思いますが、たぶん電波干渉してるっぽい。置く場所にもよるかもですが、ちょいちょい、赤く点滅しちゃっています。タネマキ、電波飛び交っているので…。5GHzにも対応してくれないかなぁ。

以上です。なんだか注文ばかりが多い感じになっちゃっていますが、Nature Remo を導入して満足しております。これから、もっと使い込んでいこうと思います。情報たまったら、加筆修正したいと思います。

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